小松歯科医院
なるべく抜かず・削らず・痛くない治療
〒176-0013 練馬区豊玉中2-13-19
п@03-3992-7855
休診日 木・日・祝祭日
CTの導入により、より正確にさまざまな痛みの原因がわかるようになります。
■CTを導入しました
パノラマレントゲンは平面的に写ります。
通常の虫歯治療やかみ合わせの確認などではレントゲンだけで充分確認できます
一方、CTは立体的に写ります。
病巣の位置や歯周病などの骨の状態、歯と顎(あご)の関係などがよくわかります。患者さんの目から見てもとてもわかりやすく見ることができます。
■どんな時に必要?
インプラントを実施する前の術前診断や骨の形や厚みなど正確に把握出来たり、
根管治療における診断では歯根の先端に出来た病巣の大きさや幅等が立体的に
把握出来たり、抜歯時においては歯根の向きなどの把握や、歯が割れてたり折れてたりしている場合でも立体的に見れる事により診断がし易くなります。
上記のように通常の従来の平面的なレントゲンでは把握出来ない事柄も、
CTを用いる事で正確に判断できる画期的な撮影方法です。
また、顎関節に異常が見られるなども、CT撮影を実施することがあります
■CTによる放射線の被ばく量
従来のパノラマ レントゲンは、0.01mSvです
導入したCTは、0.126mSvです
なんだか、よくわからない数字ですが、
比べていただくと
日本人が一年間に摂取している食べ物から受ける被ばく量は0.3mSv
東京―ニューヨーク間を飛行機で往復すると、0.2mSv被ばくします。
日本人が1年間に自然界から受ける被曝量1.9mSv程度です。
放射線を受けた時、体に影響がでる数値は200.0mSvを超えた時と言われています。
CT撮影法は特別な撮影法ではありますが、被ばく量は物凄い訳ではありません。
もちろん、無用な被ばくはしないに越したことはありませんので、必要性が十分あるケースのみ、患者さん同意の上で撮影しています。
歯科医院では1年でCTを撮影するのは1〜2回までを推奨していることが多いです。ほかの歯科医院や病院でCTを撮影したときは、かならずCT撮影を受けた回数と受けた日時とを歯科医師に告げて頂けると有難いです。
■費用
レントゲンは、口腔全体を撮影するパノラマ撮影で保険適用で1200円ほどかかります
虫歯など局所的にレントゲンを撮影するときは、保険適用で150円ほどになります。
一方、CTは保険が適用する場合としない場合がありますが、保険適用で4000円ほどになります。
(保険適用外の撮影料金はお尋ねください)
CTを撮影する前に通常のレントゲンを撮影し、そこで判断ができればCT撮影は必要ありません。
しかし、通常撮影で判断出来なかった場合にのみCTをとって詳しく調べていきます。
残念ながらレントゲンでは全体像や漠然とした形だけしかわかりません。
CTを用いる事で今までわからなかった病気の原因がわかることがあります。
■病気の原因・CTによってわかること
(1)歯根破折
治療をしても痛みが治まらない・腫れが引かない・かむと痛い・深い歯周ポケットがある・・・・
その様な時は、「歯根破折」と言って歯の根が割れたりひびが入ったりしていることがあります。
割れた部分がレントゲンに写れば良いのですが、割れたりひびが入っている方向によってはレントゲンで確認する事が出来ない事があります。
そのような場合、従来では歯ぐきを切開して確認していました。
しかし、CTがあればどのような方向に亀裂やひびが入っているのか?
詳しく診断することができます。
(2)歯根の膿
歯根の先に膿がたまっていると、歯ぐきの腫れや痛みの原因になります。
歯科用CTなら、簡単に膿の箇所を特定することができます。
痛みの箇所がわかりにくいときは、CTが頼りになるのです。
(3)根管治療
歯の神経を抜いて根管治療をするとき、歯の根は複雑な形をしていたり、根の本数が複雑だったりします。
歯根の形や本数が手さぐりだけですと、歯の破片が残ったり薬剤をうまく詰められない場合もあります。。
何度、治療をしても痛みや腫れがひかない、目や手の感触だけではわからない時、歯科用CTの撮影が効果的で原因を突き止めることができます。
(4)親知らずの抜歯
親知らずは本来の歯根の形をしていないことが多くあります。
また生えている向きなども、通常ではないことも多くあります。
抜歯は歯を引っぱって抜くのではなく、骨と歯(骨)を脱臼させて外しますので、そのような情報が抜くときに役立ちます。
また、特に下の親知らずの根周辺には神経や血管が通っている場所があります。
抜歯によってそれが傷つくと想定されるとき、安全に抜歯を行うためにCTを用い確認します。
(5)歯列矯正の検査
歯列矯正をすると、どのように歯が並ぶか?をシミュレーションすることができます。
(6)インプラントの術前の検査
インプラントを入れるとき、骨の厚み、角度、位置、器具の太さ、長さなど、どれが適切かを判断する時に、非常に役に立ちます。
(7)過剰歯の測定
永久歯は全部で親知らずを含め32本あります。
しかし、それ以上ある場合、生えてくるスペ−スがないので埋まっていることがあります。また、変なところから生えてきたり、いろいろな弊害を招くこともあります。
その場合は、歯ぐきの内部にある時点で抜歯するのがあります。
歯科用CTを使って過剰歯の正確な位置をとらえ、歯ぐきを切開する部分を最小限にして過剰歯の抜歯を実施することができます。
(2)副鼻腔炎
上顎の歯根部付近に広がる空洞を副鼻腔といいます。
この部分に炎症が起こると、歯の痛みなのか副鼻腔炎なのか判別することが難しいことがあります。
CTなら炎症部分を確認し、歯の痛みなのか?副鼻腔炎なのか?治療を開始することができます。